今回は、

日本人の最新の死因

(命を落とした直接の原因)

 

について書いていきます。

 

日本人の死因で多いものは?

まずこちらの円グラフをご覧下さい。

 

これは、厚生労働省による平成27年のデータです。

死因の1位は、がんです。

約30%の方ががんで亡くなっています。

(がんのまとめはこちら)

 

2位は、心筋梗塞などの心疾患です。

心臓の病気は突然死も多く、

15%の方が亡くなっています。

 

3位は、肺炎です。

高齢になり、

ものを飲み込む力や

咳をして異物を出す力が弱くなると

肺炎を起こしやすくなります。

 

 

肺炎で亡くなった方の中には

 

寿命を全うされたと言える方も

多く含まれている気がします。

 

4位は、脳血管疾患(脳卒中)です。

 

やはり急死が多い脳の病気ですが、

予防法や、治療法が発達して

死亡者は減っています。

 

心疾患も脳血管疾患も

血管の病気ですので、

 

シンプルにまとめると

約30%が、がんによって

約25%が血管病で亡くなっており

 

大部分の方々はこの2つで

亡くなっており、

 

この2つへの対策が

重要であることが分かります。

 

過去との違い

下のグラフで過去から現在の

死因の移り変わりを示します。

 

過去の死因では、現在と比べると、

脳血管疾患(脳卒中)や心疾患

肺炎や結核など感染症が多いです。

 

それらに反して

悪性新生物(がん)は徐々に増えてます。

 

肺炎や結核などの感染症は

抗菌薬の発達で死者が減りました。

 

血管病は、

降圧薬による血圧のコントロールや

発症直後の治療の発達で

死亡率が下がったと言われています。

 

 

不慮の事故は

交通事故も含まれていますが

 

こちらも様々な安全技術で

死亡率が下がっています。

 

それらに加えて、

周産期医療と言われる

お産に関する医療も発達したため

 

生まれてすぐの赤ちゃんや

母親が亡くなるという

悲しい事態も

かなり減っています。

 

 

このように、医療の進歩で

改善されたものも多いのですが

 

まだまだ克服の難しいものも

数多く存在しています。

 

 

 

未来の世界で多い死因は?

 

それでは、

今後私たちはどんな原因で

命を落とすのでしょうか?

 

まずは、現在も原因として上位の

がん血管病(心疾患や脳卒中)は

変わらずに上位だと思います。

 

 

 

がんも、血管病も

大きなリスクファクターは年齢です。

 

これらの病気の

治療法や予防法の研究が

世界中でされていますが

 

人間が長生きする限りは

コントロールは難しい気もします。

 

とはいえ、

最近は老化の研究も進み

年齢によって起こる体の不調も

克服できる日が来るかもしれません。

 

それではまた。

 

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1 個のコメント

  • 感想や考えたことなどを少し・・・

    <厚生労働省 人口動態調査 H27(2015)確定数 H28.9.8発表>

    出生数 1,005,677
    死亡数 1,290,444

    出生と死亡が逆転した(日本の人口が減り始めた)のは、H17(2005)年から。

    乳児(生後1年未満)と新生児(生後4週未満)の死亡数は、減り続けています。
     →これが、日本の平均寿命(余命)のUPに貢献しています。
    例えば、「平均寿命40歳」といっても、ほとんどの人が40歳で亡くなるのではなく、0歳で亡くなる人が多ければ、平均は下がります。普通に70,80まで元気に生きている人も多いです。
    テストで100点取っても、もう一人が0点だと、平均点は50点ですから。
    日本の、乳幼児の医療は世界トップレベルだと思います!

    死因の割合は、本文にあるように、3割(28.7%)がガンで、15.7%心疾患、9.8%肺炎・・・となっています。

    ・何歳の方が亡くなっているのかの統計
    総数 1,290,444
    0-4歳 2,692
    5-9歳 452
    10-14歳 470
    15-19歳 1,220
    20-24歳 2,101
    25-29歳 2,616
    30-34歳 3,549
    35-39歳 5,402
    40-44歳 9,770
    45-49歳 13,540
    50-54歳 19,717
    55-59歳 28,735
    60-64歳 52,217
    65-69歳 88,287
    70-74歳 114,323
    75-79歳 153,465
    80-84歳 222,455
    85-89歳 256,258
    90-94歳 197,174
    95-99歳 90,723
    100歳~ 24,823
    不詳 455

    <統計って、調べるとおもしろいです。>

    ガンの死亡数  370,346(28.7%)
    心疾患     196,113 (15.7%)
    肺炎      120,953 (9.8%)
    脳血管疾患   111,973(8.7%)
    以上の計    799,385(61.9%)

    75-94歳の死亡数の計 829,352

    ①と②は、だいたい同じ・・・

    ・5歳~74歳の死亡数計  342,399
    いろいろな原因があるのでしょうが、限りなく0に近づけたいです。

    <感想等雑記>
    ・生物として生きている以上、永遠に1個体が生きていくことはできないです。
    さまざまな理由で、いつかはだれもが生命活動を停止してしまうのですが、「何とかなる」理由で停止するのはいやですよね・・・

    ・医療の発達で、どんどん「何とかなる」ようになってきていますが、どこまで「何とかする」のかも難しいです。
    植物状態で、たくさんのチューブ(延命装置)をつけて「生きている」のも、個人的には嫌です。

    ・いわゆる、延命治療はしないでほしいと思いますが、イザというときは(急に倒れたとか・・)チューブ付けたとして、そのまま、植物状態になったから、チューブ取り外そう!とはいかないです。→殺人です・・・
    (1998川崎協同病院 須田医師による殺人2009有罪確定)

    今も、同じことをしたら殺人ですよね・・・医者って難しいですね・・・

    ・個人的には、自殺だけは限りなく0にしたいです。
    H27で、まだ23,152人!!
    H10~H23まで14年も連続して3万人を超えていたのが、H24からだいぶ減ってきています。よかったです!でも、まだまだ!
    「交通戦争」と言われていたころの交通事故死でさえ、ピークのS45で16,765人です。

    自殺って多分、全ての生物の中で人類だけがするのでは??
    「だからすごい!大事な権利だ!」とは思えません。

    ・いただいた命は、とりあえず、最後まで大事に使いたいです。。。医療の助けも借りながら・・

    ・あと、これ大事です。
    順番は守ってね!!年寄りから先に亡くなるのです。横入りはいけません!!

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